
中学生の時にこの映画を見てドキドキした思い出。
本を手に取ったのは、大学3年生の冬、生協にて。
毎晩またドキドキしながらベッドの中で読んだ。
ハンバート・ハンバート。
映画の中では誰が演じていたか忘れちゃった。
小説を読んでいると、あまりにも少年みたいに純粋なので、なんだか愛らしくなってくる。
ロリータに振り回されてばっかり。
慎重なんだか無茶しいなんか分かんないけど、憎めない。
映画の中で印象に残っているのは、
ロリータがソファに座って真っ赤なペディキュアを塗るシーン、
足でハンバートの太ももの内側を触りながら、おこづかいをせびるシーン
(あの足のエロい動きとロリータの目線!たじたじなハンバート!)、
あとサマーキャンプを迎えにいった車の中でのロリータ
(もうヤったの、それについては話したくないっておこるシーン)。
たぶん中学生の時に見たから刺激が強すぎたんだろうなあー。
小説を後に読むのは嫌いだけど、これはこれでよかった。
映画よりハンバートの心情が手に取るように分かるし、
そのぶんとても感情移入してしまうのだ。
映画ではなんとなくロリータ寄りで見てたし。
なんというか、浅はかかもしれないけれど、
ロシア人だからこそ書ける小説、というか。
全編に渡って消えることのない、あの冬の朝のようなピリッとした緊張感、
しかも絶対ハッピーエンドにならないんだろうな、っていう
重くのしかかるグレイの雲みたいなどんよりした重圧感。
でもなんかとても好きだーこの小説。
けっこう分厚いから、時間があるときに一発で読みたいなあ。
美しい秋の日に、午前中から太陽の下で、
ハンモックに揺られながら読み始めたとして、
読み終わる頃には日もどっぷり暮れて肌寒くなっていた、
みたいなことをしたい。
補足の情報。
1950年に執筆が開始され、1958年8月18日に発売。バカ売れ。
最後に文章として一番記憶に残る、冒頭部を。
ロリータ、我が命の光、我が腰の炎。我が罪、我が魂。ロ・リー・タ。舌の先が口蓋を三歩下がって、三歩めにそっと歯を叩く。ロ。リー。タ。

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