
随分前に映画を観たのだ。
当時付き合っていた恋人と。
彼はこの小説が好きだから映画もぜひ観たいと言って借りて観た。
やっと原作が読めた。
まあ原作と言っても翻訳されたものだから、厳密な原作ではないのだが。
当時の彼は映画を観終わった時に、
夫婦の妻の方がお金持ちだという設定が、
映画ではあまり出ていなくて小説を読まないと分からない、
と言っていた。
小説を読んでみたけれどもそんな描写は細かくされていないし、
もしあのとき彼にそう言われていなければ分からないままだったのかもしれない。
重要なことは、あまりそれは重要ではなかったということだ。
少女、というか、ジーナみたいに天性の美貌というか魅力を備えた
女の子の話は好きだ。読んでいて空想するのがたまらなく楽しい。
でもその類いの話では、やはり『ロリータ』を越えるものはないと思う。
あれは映画も良いけど、小説の方が何倍も良かったし、
設定とか、少女の魅力も『初恋』より断然勝っている。
しかも『初恋』に関して言えば、映画のほうが魅力があった。
それは小説として残念だ。
機会があればツルゲーネフの他の作品も読みたいが。
先を急ごう。


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