

しまった。
こんな冬の雨の降る真夜中に『ノルウェイの森』を読んでしまうなんて。
初めて読んだ中学生の時は、読み終わったあと1ヶ月くらい鬱病みたいになってたんだった。
大丈夫だろうと思ったけど、あいかわらずこの小説の破壊力はすごい。
すごくすごく、いろんなことが悲しくなってきて、涙が止まらなかった。
あたしもいつか彼を失ってしまうのだろうか。
傷付けたり傷付けられたりするのだろうか。
完璧な幸せなんてないとしても、出来る限り近づこうとしてるのに。
彼の隣にいればずっと笑っていられると思ってた。
でも、隣にいられなければ…?
あたしはこわい。いろんな不安について考えるのがこわい。
寒すぎてウィスキーを飲む気にもならない。
もっと自由ならよかったのかな。
でも緑みたいに自由でも、叶わない想いもあるもんね。
あたしは一体いつまで笑っていられるのかな。
この小説は誰がなんと言おうと本当に名作だ。
あたしはいつまでも賞賛し続けるだろう。
映画なんて全く観たくもない。
ただそこにあるページをいつまでも反芻するのだろう。
こんな人生で一番ダークな3月に読むんじゃなかった。
でもまあ逆に良かったのかもな。
夏のお天気の日に読む小説ではないからね。
雨が降っていてよかったのかもしれないね。


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