アフターダーク / 村上春樹

すぐ読めた。
なんとなくおもしろい感じだったのにな。
あのカオルさんが好きだ。
人間らしくて。
そういう、男っぽい女みたいな、ありえそうなものを
普通の小説は書かないから。
いや、違うか?
非日常な人間で溢れているのだろうか。
何が普通で何が普通じゃないのかもわからないよね。
レイプとか性同一障害とか、レズとかゲイとか、
そういうものをむやみやたらに取り上げるよね。
そんな中でカオルさんはとても人間らしかった。
まあ何をもって人間らしいと定義するのかは
分からないけれど。

それにしても相変わらず春樹の小説はオチがないね。
この話はねじまき鳥並みにびっくりしたよ。
おねーちゃーん!起きてくれー!
という感じ。
でもさあ、思ったの。
なんとなく、そんなうきうきする小説のタイプではないし、
オチだってないこと知ってるし、今回もまたかな、とか思うのに、
それでも春樹の小説を手に取って読んでしまう。
読みやすいのは確かにあると思う。
しかしそれを上回る「春樹を読もう!」みたいな風潮?
あれを味方に付けてしまっているのだから。
そしてそれは本当に彼の実力だよなあーと思ったわけ。
あたしもそんな小説を書きたいもんだ。

それにしても今はやること山積み。
あたしは何のために読書をしているのだ?
修論のためならば、余計なものを読み過ぎているし、
というか、必要な本が全然足りてない。
ああ、どうしよう。
でもアメリカ文学専攻しているんだから、
メインストリームは押さえておきたいな、と思う、今日この頃。

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