嫉妬 / 津島佑子 編

ご無沙汰しております。
ヘミングウェイは順調に読み進めてます。
日本語の全3巻が終わったら、英語で読むのだ。
こんな本も読みました。

これは大学院の授業で二葉亭四迷を調べていた時に、
「嫉妬する夫の手記」というのがヒットして、
それが入っている本を買いたいと思っていたら、
なにやらこの本に収められているそうで買ってみた。
「嫉妬」という概念はかなり好きだ。
恋愛よりも人間らしい。

本の終わりになって気付いたのだけど、
この編集者の津島佑子さんは太宰治の娘だった。
そうだったそうだった。
知っていたはずなのに、最初の最初で気付くべきだった。
あたしもまだまだだなあ。
広いジャンルで「嫉妬」について収録されていて幅や深みがあるからおもしろい。
恋愛沙汰だけではないしね。
作家だけではないというのもおもしろい。
舞踏家の長峰ヤス子さんの「ミゲルとの最初の出会い」なんて小説みたい。
中島らものはあたし絶対どこかで読んだことあったな。
あの1億円も四捨五入するなよ、のくだり。
気になった二葉亭四迷の作品は原文は露文だということにも驚き。
まだまだ広い世界があるもんだ。

これは「日本の名随筆 別巻77」なのですが、
別巻というからには、そもそもの「日本の名随筆」が存在するのです。
全100巻で簡潔しているのですが、そのタイトルが潔い。
「花」とか「鳥」とか「猫」というように全部一文字。きれい。
読みたいのをいくつか挙げてみます。
「花」「猫」「死」「酒」「心」「夢」「性」「春」「夏」「秋」「冬」
「音」「恋」「水」「風」「藝」「嘘」「母」「香」「父」「女」「月」「酔」など。
あー楽しそう。
随筆ってさらっと読めるから好き。
それで、もうお分かりかもしれないんですけど、別巻のほうは、タイトルが二文字しばりなのです。
「珈琲」「酒場」「星座」「巡礼」「名言」「引越」「名前」「日記」
「留学」「散歩」「恋心」「化粧」「青春」「家族」「記憶」「翻訳」
「地図」「本屋」「異国」「学校」「家出」「秘密」「電話」「毒薬」。
ぷ。なに「毒薬」って!と思ったら編集者が中島らもだった。
さすが。
読みたいな。
買っちゃおうかな。
こういう、完全に趣味の読書ができるのは幸せ。

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