
大学の授業で習った。
あの授業は大好きだった。
先生が大好きだった。
あたたかい先生だったなあ。
言う言葉がいちいち演劇の中の台詞みたいで、それはそれで美しかったし、説得力があった。
とりあえずアル中の演劇作家の話がおもしろすぎて聞き入っていた。
演劇というのは観たら長いけれど、読んだらさっと終わるのが好きだな。
小説よりも情景描写が簡単だし。
良くも悪くも。
この作品にはアルコールはたくさん出てくるけど、身を滅ぼすには至ってない。
最後には精神病院に連れて行かれるという太宰治みたいなオチ。
ママがあたしを身ごもりながら読んだ本を、25歳になろうとしているあたしも読んだ。
演劇も観に行ったのよ、と言われた。
その時の役者の女性が精神病になったという。
どんだけ世間に認められても夫に認めてもらえないと苦しかったらしい。
ステラの夫婦は好きだな。
人間らしい、というか、いたって普通だ。
大げんかしても夜を過ごせばなんでも良くなるんだ。
それを一生繰り返していくうちに子供でも産まれるんだ。
それが普通の夫婦なんだ。
浮気をしたから別れる、とか、手をあげたら、とか言ってるからアル中や精神病になるんだ。
完璧主義はいけないのだな。
理想ばっかり追い求めてたって、人間はそんなに完璧にできない。
それでもあたしはいつまでも追い求めるんだろうな。
ブランチみたいになっちゃうかもなあ。


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