
これは昔大学の生協で衝動買いしたのに、
ちょっとぱらぱら見てみただけで読んでなかった。
読んでみれば一瞬だったけど。
らもを偲んでエッセイを書いている人たちが、
本当に十人十色でおもしろかった。
酒を憎む人もいれば、階段から落ちて死んだらもを笑う人もいる。
そんなもんだろう。
さらにはご丁寧にらもの作品世界を分析されたりなんかしていて驚いた。
というか、あたしがらもの長編小説を読んだことがないので、
エッセイの印象しかないのが大問題なのだ。
らもの作品は芸術的に好きだけど、
文学的に分析しようなんて考えたことはなかった。
もちろん話の展開とか言葉の使い方なんかは文学的にも優れているのだが。
どのジャンルに所属するとかさ、崇拝する作者や流派みたいなものを、
あまり真剣に考えたことがなかったのだ。
だから読んでいて頭が痛くなってきた。
えーらもの作品ってそんなにcomplicatedなものだったかなって。
でもらもは直木賞を取れなかったことを生涯悔やんでいたのだ。
やはり彼は文豪になりたかったのだ。
だからよかったね、とも思うの。
あなたはいろんな顔を持ちすぎている。
出会う人はそれぞれ、自分に都合の良いらもの顔だけ見てれば満たされるのだ。


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