
わー!読破したぞ!
ちゃんと読んだ!!!
嬉しい。
自分に勝った気分。
入院の甲斐あったね。
思ったよりずっと理解できた。
もっとちんぷんかんぷんかと思った。
分かりにくい章は繰り返し読んだり。
最初のほうは、止むを得ず数回読んだので、理解度は高い。
r>gを証明するための1冊という感じ。
その多くはデータの説明に費やされていた気もする。
新しい発見といえばそうなのかもしれないけど、それよりは、データをたくさんきれいに集めて解析しましたって感じ。
まあそれによって新しい発見がなされるわけだから、同意義なんだけど。
すごいねー。
こんな時代でこんなコンピューターが発達してても、なかなかデータ収集は大変そうだ。
さらに昔のデータなんてどんだけ漁ってもないものはないだろうし。
フランス人だからこそ、この研究に着手しようと思えたんじゃないか。
データの有無もそうだけど、歴史的な観点からいっても、フランスの経済史が世界の基準になっていたような気がする。
だからピケティもどっぷり浸かってやれたわけだ。
だって、この本を、アフリカの小さな国の人が読んでも、てんで理解できないだろう。
なんのこと状態だ。
相続なんて。
ちらちら日本のことが言及されるたびに嬉しくなってしまったくらいだから、フランス人だったらこの本を5倍も6倍も楽しく読めたんじゃなかろうか。
日本人であることが悔しい。
やっぱり欧米には混れないもんな。
なるほど経済の仕組みがちょっとだけ分かった。
キャピタル・ゲイン、キャピタル・ロス、タックスヘイブンなど、知っているようで知らなかった言葉の意味も再確認。
とくに戦争中の大赤字に対する各国の対応が興味深かった。
イギリスはすごい。かしこいな。
ドイツなんかに比べてよっぽど。
成功している。
日本も同じようにできないか?
この国の負債を国債として国民にすべて買ってもらうことはできないか?
買う人なんていないかー。
みんな切羽詰まってるもんな。
あと、最後のほうではユーロを取り仕切る国家みたいなものの話が出ていたが。
EUを離脱するイギリスのこれから、についてのピケティの意見が聞きたい。
これはまたヨーロッパ経済を混沌に陥れることにならないだろうか?
たったの1年で世界は変わる。
国民の判断や、自然災害などで。
戦争まではいかなくても、国は生きてる。
日々、大きくなったり小さくなったりする。
そんなことを考えながらの参議院選挙や東京都知事選など。
考える。
私が生きているこの時代のこの国、この世界について考える。
子供たちの保育園や幼稚園はもちろんそうだけど、やはり取り急ぎ、戦争よりも何よりも、この国の年金はどうなってしまうのだろう。
私は歳を取るのがこわい。不安だ。
ましてや子供を産むのなんてもっとこわい。
幼稚園もなけりゃ、自分の子供が老人になる頃には、この国は一体どうなってしまうのだろう。
ピケティの本に、解決策らしい解決策は見当たらなかったけど。
でもとても素晴らしい本。
売ってしまおうと思っていたけれど、ちょっと悩む。
20、30年後に読み返したくなるかもしれない。


コメント