
恐ろしいスピードで記憶が無くなっていく。
まるで脳が溶けていくみたいだ。
面白かった!
とても。
すごいなあ、東野圭吾って。
どうしてあんなに面白い小説を描き続けられるのだろう。
題材も、展開も、小説と現実のバランスが◎
「半落ち」のような、リアリティがとても良いね。
犯罪なんていけないけど、しょうがなかった、という風に持っていけるのって、
なんというか文字のパワーだよねえ。
売れっ子だし、商売的な小説ばっかりなんでしょ、と思っていたけど、
私が読んできた東野圭吾の小説は、かなり当たりばっかりだ。
ということは、つまり、そういうことなのだろう。
自分の愛娘が殺されて、夫婦は離婚して、娘については諦め、平凡な日々を送っていたある日、全ての点が線で繋がる。
自分の過去と雁字搦めの現実。
複数の人物の様々な人生が複雑に絡み合う様子。
文章にも無駄が無く、美しかった。
本物の小説家なんだろう。


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