平日のレイトショー、ひとりでビールを飲みながら観る映画、大好き。
ずっと気になってたから観に行けてよかった。
なんで気になったんだろうと考えてみる。
タイトルがいいんだよなあ。
内容なんてよく知らないうちから絶対観ようって決めてた。
観ていてヒヤヒヤする映画だった。
スティービーはあんなにかわいいのに、どんどん仲間に染まっていって、お酒やタバコなんて始めちゃって、心配になった。
もはや親の気分。
でも途中からだんだん感情がスティービーに乗っかれる感じ。
まるでスケボー滑れるようになる感じ。
知らんけど。
あんな結末になってしまって、スティービーがどうなってしまうのか。
ほかの4人のこれからもすごく心配になってしまうのだけど、どうにかみんな必死に生きていくんだろうと思った。
未来は決して明るいものじゃなくて、全編16ミリフィルムで撮影されたという映像の画質みたいに、少し色褪せて荒んでるんだろうけど。
でもああいう人たちが実際にいたんだし、おそらく今もいるんだから。
映画の中でレイが言ってたみたいに、みんな自分より不幸な他人を見てちょっと気が楽になって生きていくものなんだろうね。
楽曲が良かった。
やっぱり90年代の音楽は尖っていて、ハートがある。
ヒップホップもニルヴァーナもすごくかっこよくてバッチリハマってた。
どうして破滅に向かって堕ちていくのを止められないのか。
なんでそんなに不器用でもろい関係を維持できるのか。
と考えてしまうくらいに、私は家族や周囲に気を遣って良好な関係を築き、良い子ちゃんで生きてきたのだと実感させられた。
バンドやってなかったら、スケボーしてみたかった。
腕や指を守らなくていいのなら、たくさん怪我してみたかった。
でもそんなの本当に夢物語で、私にはどうあがいても飛び込めない世界だった。
だからすごくキラキラして眩しく見えた。
映画が終わって夜の街に掃き出された時、目の前で派手な音をしながらスケボーで滑っていた人を見て、現実を突き付けられた気がした。


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