
3冊の中ではこれが一番面白かった。
『日本人なら知っておくべき〜』ってことを、私は本当に知らずに来たんだなってことをまざまざと見せつけられる内容だった。
全然日本史習ってないもんなあ。
少しは習ったけど、内容全然理解してないもんなあ。
理解ってのは、いかにその時代(自分が生まれてもない時代!)に感情移入できることか、ってことに、気付いた。
当時、全然感情移入できなかった。
全部教科書の人々って感じ。
教科書はそもそも面白くないと思っていたし、歴史上の偉人が次から次へと出てきてキーワードだけ覚えていくのも納得行かなかった。
それゆえに、一夜漬けで覚えて、そのまま忘れてきたのであろう。
二十歳の頃に、本を読む楽しさを知ったので、その頃から、ちゃんと一つの作品について読み込んだり、一人の作家について複数の作品を読み込むことに楽しさを覚えるようになった。
中学生や高校生の私も、教科書だけじゃなくて、もっと詳細な、それぞれの人生まで読み込むべきだったのだ。
そうしたら、もっとゾッコンに好きになっていたのだろう。
でもそう思わせるほどの魅力が教科書には無かった。
そして時間も無かった。
今となっては悲しいが、今でもまだ遅くはない。
そんなことを考えながら読んだ本。
とても面白かった。
WW2がいかにして始まったのか、終戦後にどのようにして、人々は裁かれたのか、が少し分かるようになった。
戦時中の混乱を極めた政治を紐解くだけでも大変だということが簡単に想像できる。
総理大臣は何人変わった?
みんな責任を取って辞めて、交代しまくって、それを、誰が戦犯だってそんなの海外の人たちには分かりっこない。
言語の違いも大きい。
今でこそバイリンガルの人なんてたくさんいるが、当時、一体どれほどの外国人が、日本の内情を理解できたのだろうかと思うし、日本人で、一体誰がそれをありのままリアルに伝えられたのだろうかとも思う。
結局、腹立たしいまんま、A級戦犯、などが決められていく。
筆者は(出版社は)不満たらたらなようだった。
公平に描いているようで、後書きで不満たらたらなのがちょっと面白かった。
マッカーサーが、天皇を利用しようとしたこと、天皇を戦犯にしてしまっては日本国民が一切ついてこなくなると見切って、そのように対処してくれたことはありがたくもあり、どうしてそこで歴史をぶっ壊してくれなかったのかとも思う。


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