
気になってたから、観ちゃった。
前情報もなく。
なかなか衝撃的で、観終わった後、今日一日、この映画がどういうことだったのか、考えてしまった。
衝撃的だったのは、最後、レイが七恵に首絞められて殺されそうになる時、めちゃくちゃ良い笑顔で、「私はセックスと引き換えに人殺しをしたんじゃなくて、人を殺してまで愛してる人とセックスしたんだよ」っていうシーン。心が揺さぶられた。ちょーナチュラルで、リアルだった。
あらすじは、なんか終始不穏な感じだった。
高校生の時からレズで、美術の時間にメガネを取って笑う七恵に惚れたレイ。
陸上部のエースだった七恵は貧乏な家庭で、シューズを万引きして捕まりそうになる。それが学校にもバレて、足も怪我して走れなくなって、退学をしようとする。そこを、お嬢様だったレイは、学費は私が払うから、この先の数年を私に買わせて、という。
10年くらい経って、いい感じにお金を持ってる男性と結婚した七恵は、300万円をレイに返済する。旦那のお金で。そして金輪際会うこともないと告げる。
レイは、七恵のことがずっと好きで、それでもその時には別の彼女と付き合ってる。同棲もしてる。ずっとお金で七恵のことを支配してきたレイは、最後の喫茶店でのコーヒー代も払おうとするが、七恵に割り勘でいいよと言われる。
レイの恋人の34歳の誕生日を祝うはずだったのに、その日以来の突然の七恵からの電話に、恋人を放って家を飛び出し七恵に会いに行くレイ。七恵は旦那からDVを受けていて、体はアザだらけ。旦那を殺してほしい、と。
そして翌日、レイが七恵の旦那を誘惑し、家に行ってセックスをして、メスで首を刺し、割れたガラスで喉元をかっきるところから映画は始まる。
あんなにメスを無防備にカバンに入れてて、セックスしながらカバンに手を突っ込んで探す時に、自分の手切らないのかな、と思った。
あと、レイは「29歳にして処女失いました」って言ってたけど、絶対初めてじゃ無理、って思った。そのあとは、逃走劇。
旦那殺したよって電話した時の七恵ひどくない?「差し違えて二人とも死んだら丸く収まったのに」って。笑えないし、ひどすぎる!かわいそうなレイ。
それでも七恵に車で拾われて、なんだか歪な二人の旅が始まる。
二人の会話はトーン低くて、冷めてて、ちょっと雑で、変なの。七恵はともかく、レイは大好きな相手じゃないの?可愛げもないし、生産的でもない。
すぐに事件は大々的に報道されて、警察に追いかけられたり、辺鄙な街の食堂に逃げ込んだり、変なタクシーの運ちゃんとレイがセックスをしたりする。
絶対ハッピーエンドなんて見えないから、全てが退屈にも見える。
会話を続けていくうちに、だんだん距離が縮まっていく気もする。
不法侵入したレイの家の別荘での二人は、一瞬幸せそうで穏やかだった。
そのあとはあんちゃん(レイの兄)に見つかって、自首を勧められる。レイと七恵も揉めて、喧嘩。バラバラになりかけた時、七恵があの喫茶店で割り勘したコーヒーのレシートと、レイが支払った550円を大事に持ってることを見つける。
嬉しくなったレイ。嬉しかったと思う。あれは絶対。
七恵は、「これでやっとあんたと対等になれたから」という、なんか角度の違った返事。それでも通じ合った気がした二人は、もう一度逃げ出す。
あんちゃんの奥さんに頼み込んで、車を奪い、逃走。
よく分からない田舎の別荘に忍び込み、二人は結ばれる。愛すだけじゃなくて、ちゃんと愛されたレイ。二人は束の間の幸せを感じる。
そしてレイは電話で自首して、ガソリンを入れている途中で、警察に捕まる。
七恵は「ずっと待ってるから!」と言って終わる。
なんとも言えない。はんて破滅的な二人だ。
とにかく水原希子が最強だった。すっご。天使みたい。お人形みたい。
日本のNetflix動画で初めてインティマシー・コーディネーターが入ったらしい。水原希子の案で。そう考えると、全裸監督にはいなかったのか。
あと、逃走中の道中で二人が車のラジオに合わせて熱唱しているチェリーが微妙だった。あの選曲は無いわ。個人的に。
七恵は、ほないこかちゃんだったのね。なんか恥ずかしい。


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