
面白かったああ。。
すごい、若くて尖ってるところから、20代前半の頃と、そして刑期を終えてちょっと白髪混じりの人を、全部綾野剛が演じているのがすごい。
全部表情も違うし、しっかり歳を取っている感じ。うまいなあ。
暴対法なんてちゃんと考えたことなかったけど、ヤクザたちがあんな風に痩せ細っていってしまってたのね。ヤクザたちだって生きてるんだもんなあ、と、当たり前のことに気付かされてしまった。どうにかしてお金を稼がなくちゃいけないんだもんね。
最初からずっと一緒だった細野と大原との関係は、いちいちグッとくる。
大原。あんなに可愛くていいやつだったのに。魚釣りに行く車の中、楽しくて幸せそうだったなあ。どん底に落とされてしまったわけだけど、最後までみんなに愛される大原だったね。
そして細野。市原隼人かあ。家に帰って、嫁と子供がいなくなってるシーン、残酷だったなあ。最後に綾野剛を殺したシーンも納得ができる。泣きながらハグして、海に落ちたの悲しいね。
翼は。幼い頃は普通かと思ったけど、やっぱりああなっちゃうの?ヤクザの子はヤクザにしかなれないの?でもいい人そうだから、ちょっと安心。でもまた綾ちゃんと、恋に落ちて、妊娠させて、翼がパクられて、って、おんなじような展開になるのかしら。学んでね。
オヤジ、かっこいい。舘ひろし。良い声、大きくてかっこいい。
藤井道人監督の作品は初めて見たけど、センスいいね。同い年だった。
そうか、同い年の人たちがこうやって実力のある作品をどんどん生み出していく時代になったんだあ。みんなすごいなあ。
彼が所属しているBABEL LABELという映像集団も面白そうだった。いいなあ、そういうの。エンディングのミレニアムパレードも、なるほどね、という感じ。
ヤクザにご飯を奢ってもらうのも嫌だ、迎えに来てもらうのも嫌だ、関わっていると思われるのが嫌だ、そういう風にみんなが思うようになって、どんどんヤクザはひとりぼっちになっていくんだね。
近づくだけでみんなが逃げ出していくのは悲しい。
でも5年のルールというのがあるらしく、ヤクザを辞めても5年は普通には生きられないそうなので(ケータイの契約とかいろいろ)、よし真面目に生きようと決意したところで世間がそうはさせてくれないのだ。
しかも過去を掘り起こされれば、何よりも速いスピードで広まってしまう。辛いねえ。
親子の盃を交わすシーンのテロップが、え?古い映画?って思うくらい、ヤクザ映画の雰囲気丸出しでよかった。でもその後は、現代の映画って感じ。
若い、組には所属しないチンピラたちが出てきて、暴対法の中をうまいこと自由に泳ぎ回って、インターネットネイティブで、ヤクザ=ジジイとバカにされて、そうやって時代が変わっていくんだなあ。
最後さあ、刑事さん撲殺したのに逃げ切ったの?マジ?


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