長いお別れ

軽〜くあらすじを読んで、つら、って思った。

自分の父がもし認知症になってしまったら、どんなに酷かと思ったけど、この映画は、軽くて可愛くて、優しかった。

何よりも、奥様が、すごい。今時、あんな、旦那様に敬語使うなんて無いよね。

一昔前で、校長先生だったお父さんだったから、ってことだよね。

姉妹2人の仲が良いのも、すごくハッピーポイントだった。

敬語まみれだったのは、不思議だけど、すごくポジティブでハッピーな奥様だったからこそ、子供たちも、孫もサバイブできたんだよね。

お姉ちゃんがアメリカにいて、幸せな駐在妻なのに、全然幸せじゃなくて、父の大事な時にも、時差と距離を超えて帰国しなくちゃいけないの、大変だなあと思った。

妹だったら、普通にムカつくよ。

お姉ちゃんはアメリカで好き勝手してんじゃん、って思っちゃうもんね。

でも、そう思えないくらい、ちゃんと日本に残した自分の家族を思いやれる心と、何よりもその旅費を稼いで賄ってくれる、旦那さんが素晴らしい。

シンさんは、研究者?魚の脳味噌を研究してた。すごく、優しくて、いい人じゃないか。

本来だったら、旦那さんの残した日本の家族に対して、いろいろめんどくさいことを妻に押し付けられそうなもんなのに、何故だかシンさんの日本の家族はなんの問題もなく、ただただアメリカで幸せそうに研究をして、嫁にも子供にも寛容な優しいパパであった。

最後の、お姉ちゃんを日本に送り出すシーン、良かったなあ。可愛くて、キュンキュンしちゃうなあ。このハンカチ綺麗?いつも君が洗ってくれてるから、って、私、好きだあ、そういうの。

ほんで、蒼井優、いいねえ。大好き。声がいい。最高にいい。とても自然でいい演技してた。目線が生きてる。不器用なとこ、自分とシンクロした。かわいい。

一番突っ込みたかったのは、最後のシーンで、あの、崇!金髪、うける、と思ったけど、いや、あんな校長室呼ばれて、あんな幼少期からアメリカにいた子が、そもそもそういうことにならない、と、いろいろ、困った。

まず、もう、絶対、普通に、崇はアメリカ人になるから!ってか、子役のほうが英語うまかったんじゃないか?

普通に、絶対、問題にならないくらい、通常のアメリカ人になるから。マリファナとか吸って、普通に授業スキップするくらいの、ふつーになるから!!

あんな、よく分からん金髪、まじで意味不明。

意味不明で言うと、父と蒼井優が、縁側で喋ってたシーン、良かったなあ。

ゆ〜っと。と、あと、なんだっけ。困る、じゃなくて、なんか新しいワード。

あんなことは、めちゃくちゃ、したいな、と思った。

後でお母さん来て、何喋ってたの、意味不明〜って、ちょーかわいい。

とにかく、最後の崇がおかしすぎて、校長室出た後の、足取り、おっさんやん!

どんな俳優!?歩き方老けすぎ!!!!と思った。

杉田雷麟くん。ライル、ってすげーな。全然、英語も、いまいちだし、いや、幼少期をアメリカで過ごした青年が、あんなわけねーだろうと。分かるの。突っ込みどころ。

そういう面では、お姉ちゃんが、割とリアルで可愛かった。

駐在妻って、ポジティブでリア充じゃないと、あーなっちゃうのね。

蒼井優がものすごく好きになる映画だった。

さて。どうする?

お父さんが、認知症。というか、別に、おじいちゃんが、まず、なり得る。歳と、現実的に。悲しいよね。あんなに、校長先生で、本読んでばっかりだった、お父さんが、ってなるよね。ものすごく重なった。

大学教授で、賢くて、歯が立たなかった、おじいちゃんが、認知症になるなんて、そんなの目を瞑りたいけど、でも、つむれない現実が遠からず襲ってくるのかもしれない。

祖父だけじゃない、父だって、母だって、そうなるかもしれない。

そう思うと、あの、病室で、お父さんが施設に入るかどうかはお母さんに任せるよ、っての、すごく同感。100%で判断お任せします、って思う。

私たちが生まれる前の、二人しか知らない歴史や、思い出や、諍いがあって、お互いの性格の、好きなところ嫌いなところ、良いところ悪いところ、全部知り合って、その相方の判断にまかせます、ってちょー当然ジャンって思う。

私は、一旦、両親にまかせたい。

でも、世代が変わったら、どうなってしまうのだろう。

両親をどうするか、って時に、その時に私は、どこで何として、どれくらいの発言力を持っているのだろうか。

今のままでは、弟二人と、二人の奥様にお任せしてしまいそうだ。

彼らにデメリットがないようにしてくれよ、と思う。

そうなると、私出動?辛い。東京を離れたくない。

おそらく、私は自由勝手に、生きてる、とち狂った姉ちゃんなのだろう。

ごめんなさいねええ。

両親を見放す気はないけど、とにかく、東京が好きで。

この気持ちは、絶対理解してもらえないから。

東京は、時空が歪んでるよ、本当に。いろんなことが遅い。

弟二人が、ちゃっかり結婚するのも当然だと思うけど、こっちにいる私は、別にこれでいいと思ってる。

実家の隣に家を買った、弟家族には、いろいろ押し付けてしまうのかも。

でもさ、それなりに利用しているでしょう?私の両親を。

めんどくさい時はご飯食べに来たり、これからもこの先も、孫たちの面倒見てもらうでしょう?いいの、親も幸せそうだから、別にそれでいいの。

でも、利害一致なわけでしょう?面倒を見ることを、億劫に思わないでね。

もらった対価として、それなりに、よろしくね。

そういう点で言うと、私は家を飛び出て、クソほど後ろ髪引かれながら、大阪から東京に来て、数年間はスネをかじりまくっていたけれど、ちゃんと生活できるようになって以降、頼らなくなったし、お願いも、何もしなくなった。ありがとう、も減った。

こーゆーほうが、私には楽なのだ。やだから、混み入った関係は。たとえ家族でも(そして家族は無限に広がっていく)。

おじいちゃんが、もし認知症になったら、お母さんに任せよう。

それは全然、私が口を出すことではない。

お父さんか、お母さんが、認知症になったら、とりあえず弟二人と話そう。

でも、多分、二人、もしくは、二人の奥様に、お任せしてしまうのであろう、面倒を。

父のうんち、なんて、やってくれるだろうか。そこで私の出番なのか?

出る人生も、それはそれで面白いかも、とは、思う。

ひょっとしたら、独身かも。それで、実家に帰って、面倒を見て、まあ、おそらく、仕事もやめて、何もなくなって。

恋人には、ちょっと実家で両親の面倒みる、とか言って、でもそのまま、それから、どうなるのか、誰も分からず。

本人も分からず。

いろいろ忙しなく動いて、ふとした瞬間に、私、こんなとこで何してんだろ、って、思う。絶対、思う。

東京を、渋谷や六本木を、懐かしく、恨めしく、そして、遠く思う。

何してんだろ、と。

ねえ、そんなのいやだよお。笑っちゃうくらい嫌だよ。

頼むから、弟たち、どうにかしてよ、男でしょ。

とか思っちゃう。

父も母も、もちろん祖父も、大好きよ。

ねえ、でも、私は、東京に出てきたくて、出てきて、ずっとスネかじってばっかだったのも、その必要なくなって、ちゃんと自分で生きていけるようになって、現時点ではなんの不自由も感じないくらい、身の丈にあった幸せな生活をしていて、できることなら、全然、帰りたくない、大阪に。

コロナありがとう。帰れなくしてくれてありがとう。

私は、やっぱり、嫌だ、そういうの。

こうやって、ここで生きていきたい。

しょうがないの。

理解できないとしても、そう言う、分類をしてもらうしかないの。

ごめんね、祖父、両親、ブラザー、と、その嫁たち。

こういう長女がいるんだってことを、知ってほしい。

私は今、ここで、とても幸せで、わりと、このままでいいや、ってことを。

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