
上司が好きだと言っていた映画。
このタイミングで観れてよかった。
数年前じゃあ、全然楽しめなかった。
作家は分かるけど、画家は分からない状態だったもんね。
やっぱフィッツジェラルドやヘミングウェイはかっこいいー!
文豪のほうが素敵だと再認識してしまった。
婚約中のカップルが女の子の両親の仕事の出張に便乗してパリに来る。
いかにも上流アメリカ人のパリ・ステイという感じで(人のことは言えないけれど)、ベタなところを観光したり、ホテルの暮らしは、そのまんまアメリカの生活のまんまを維持したい感じ、すぐタクシーに乗って、たいしていらないものを買う。
雨の降るパリが好きだというギルはパリを愛していて結婚後はパリに住みたいと思っているのに、イネスとイネスの両親は全然乗り気じゃない。
そんなギルが真夜中の散歩をしていると、急にクラシック・カーが登場。
乗り込むと、夢の20年代にタイムスリップ!
私が20年代で好きなイメージは、やっぱりグレート・ギャツビーだな。
デイジーの麗しい姿と、多々描かれるクラシック・カーがその時代を象徴していると思う。
だから、タイムスリップしてすぐフィッツジェラルドが出てきたのは興奮した!
そうか、デイジーは物語の中の登場人物なのであって、実際に彼が結婚したのはゼルダ。
ゼルダとデイジーはイメージが違ったけど、フィッツジェラルドは、そのまんまギャツビーだった。
20年代のパリが大好きなギルは、イネスをほっぽって、夜な夜なタイムスリップする。
挙げ句の果てに、20年代に生きる女性、アドリアナに恋をする。
彼女はミューズで、ちょうどピカソと別れたところ。
現代に戻った時に買った古本(アドリアナの日記)の中に、「アメリカ人にイヤリングをもらい、恋に落ちる」みたいなことが書いてあったもんだから、イネスのイヤリングをパクってアドリアナにプレゼントする。
(でも、夜のテラス席でアドリアナにプレゼントした時、片耳だけ付けて、誰かに呼ばれて、すぐ席立ったよね?もう片っぽは?放置??)
ダリは、イメージ通りだったけど、マン・レイとか出てきて嬉しかった。美術館で、マン・レイの企画展観たもんね。ちゃんと知ってるもん。
伝説のアーティストたちに恋話してんの面白かったな。
そんなアドリアナと過ごす20年代のある夜、馬車が来る。
状況が分かるまでにちょっと時間がかかったのは、私がまだまだ勉強不足だということ。
ロートレック、ゴーギャン、ドガはピカソたちとは時代が違ったのね。
それは1890年代。アドリアナ曰く「ラ・ベル・エポック」。The Beautiful Epoch.
マキシムに行ったり、カンカンダンスを観たりする。
アドリアナが着ている20年代の衣装は、「変わった(素敵な)お召し物ね」と高評価。
バレエの衣装の仕事までもらえそうなアドリアナはラ・ベル・エポックに残りたいと言う。20年代は退屈だと。
でもラ・ベル・エポックに生きるアーティストたちは、さらに過去の芸術の方が素晴らしかったと言う。
みんな現実から目を逸らして昔は良かったと言う。
自分もそうだということに気が付いたギルは、アドリアナを置いて元の世界に戻ってくる。
パリに残ることを決意したギル。
浮気をしていたイネスとは別れ、一人パリを歩くと、古本屋の顔なじみの女性に会う。
夜。雨の降るパリ。
二人は、雨の降るパリが好き、と言って、濡れながら歩く。
ハッピー・エンドを願いながら。


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