ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 / J.K.ローリング

13歳の誕生日。

夜中ベッドの中で夏休みのレポートを書くハリーの元に、ロン、ハーマイオニー、ハグリッドからの誕生日カードとプレゼントが届いて嬉しい。

学校の書類でホグズミード村へ行くために親の許可が必要なので、マージおばさんが1週間も家に来る間もハリーは良い子で居続ける必要があった。

魔法グッズも片付けて、念のためヘドウィグはロンの家へ送った。

マージおばさんはバーノンおじさんの妹。デブで嫌なやつ。ブルドッグブリーダー。

執拗にハリーのことをいじめるが、ハリーの両親のことを侮辱したので、ハリーは切れて、マージおばさんを風船みたいにしてしまった。

そして家を飛び出ることになる。

ところで、マージおばさんのセリフで「ペチュニア、あんたの家族のことを悪く言ってるわけじゃない」「ただあんたの姉さんはでき損ないだったのさ。」ってあるけど、リリーはペチュニアの妹だから、これ、翻訳が間違ってるよね?

もっと前にもあった。「マージおばさんはバーノンおじさんの妹だ。ハリーと血のつながりはなかったが(ハリーの母親はペチュニアの姉だった)〜」って書いてある。

どうして、第3巻でそんな間違いするんだろう。

3巻では姉妹が入れ替わったのか?早速2回も明記されてるってことは、今回はそういう設定で行く、ってことにしたのか。

気になって、賢者の石の冒頭部分を読み返した。

「ポッター夫人はダーズリー夫人の実の妹だが、二人はここ数年一度も会ってはいなかった。それどころか、ダーズリー夫人は妹などいないというふりをしていた。なにしろ、妹もそのろくでなしの夫も、ダーズリー家の家風とはまるっきり正反対だったからだ。」

ほらー!!!

確かに原作ではsisterだろうけどさ、翻訳するうえで一番大事な部分なんだから・・しっかりしてよー。

Anyways,

トランクとヘドウィグの籠を持って飛び出したはいいが、マグノリア・クレセント通りで途方にくれるハリー。暗闇の中で、大きな目をギラつかせた巨大な何かの輪郭をみる。驚いて転けた時に、杖を持った片腕を伸ばしてしまったのを合図に、Knight Busが迎えに来る。

迷子の魔法使いを助けてくれるバス。ハリーはとっさに偽名(ネビル)を使う。

ダイアゴン横丁まで連れて行ってもらい、漏れ鍋の前で降りると、コーネリウス・ファッジ魔法大臣がハリーを待っていた。

ハリーはマグルの世界で魔法を使ってしまったので、絶対逮捕されてアズカバンへ送られると恐れていたので、こんなに早く見つかるとは、もうアウト。と思いきや、今回は捕まえられないし、退学にもならないとのこと、漏れ鍋で部屋を取り、宿泊することになった。宿泊部屋に入るとヘドウィグが帰ってきた。

漏れ鍋での自由気ままな生活を楽しむハリー。ダイアゴン横丁を毎日ぶらぶらして、新学期の準備をする。ウィーズリー家とハーマイオニーとも合流。ハーマイオニーは、オレンジの猫のクルックシャンクスを手に入れた。

夕食の後、ウィーズリー夫妻の会話をハリーが耳にした。アズカバンから脱獄したシリウス・ブラックがハリーを狙っている。シリウスはヴォルデモートの一番の子分で、12年間ずっとハリーを恨んでいる。ハリーがホグワーツにいれば安全かもしれないが、それでもアズカバンの看守たちを配置しようとしていた。

いよいよ汽車でホグワーツへ。

ウィーズリー氏からは、間違ってもルシウス・ブラックを探すな、と言われる。

途中、突然真っ暗になり、汽車が止まり、ディメンター(吸魂鬼)が来る。マントを着た、天井まで届きそうな黒い影。ハリーは意識を失うが、しばらくして戻り、同じコンポーネントにいたルーピン先生がチョコレートをくれた。

新学期の宴。ディメンター(吸魂鬼)が警備をすることになった。新任の先生が2人。ルーピン先生と、ハグリッド!

新学期の授業。

占い学のトレローニー先生はハーマイオニーと馬が合わない。紅茶の葉の占いで、ハリーにグリムが取り憑いていると言う。巨大な亡霊犬。死の前兆。

ハグリッドの魔法生物飼育学。ヒッポグリフという鳥のような馬みたいな怪獣。悪ノリしたマルフォイは襲われて怪我をする。クビになるかもと反省しているハグリッド。

スネイプ先生の魔法薬学の授業。手を怪我しているマルフォイはハリーやロンに手伝わせる。

ルーピン先生の闇の魔術に対する防衛術。まね妖怪ボガートとネビルが戦う。

ハリーにはやらしてもらえなかった。が、とても良い授業であった。

ハグリッドの授業はつまらなくなり、クィディッチ・シーズンが到来して、ハーマイオニーのクルックシャンクスは相変わらずロンのスキャバーズを追いかけ回す。

結局ハリーはホグズミードには行けず、一人留守番。ルーピン先生とお茶。まね妖怪ボガートにハリーが立ち向かうとヴォルデモートが現れるだろうから、やらせなかった、と。スネイプが調合した薬をゴブレットで飲んでいる。

ハロウィンの宴の夜、寮への入り口である太った夫人の肖像画がズタズタに切り裂かれていてみんな入れない。ピーブズ曰く、シリウス・ブラックがやったらしい。

その夜は全校生徒が大広間で寝袋で寝た。先生たちは学校中でシリウス・ブラックを探し回っている。寮の入り口は新しい肖像画がかけられた。

クィディッチの試合は悪天候の中、ハッフルパフに負けた。

試合中にハリーが感じた沈黙、冷たい感覚、誰かの叫ぶ声、ハリーはニンバス2000から落下して意識を失い、ニンバス2000は暴れ柳に突っ込みボロボロになった。

ルーピン先生にディメンター(吸魂鬼)防衛術を教えてもらう約束をする。

またホグズミードに行く週末。ハリーは留守番と思いきや、フレッドとジョージが秘密の地図をくれて、ホグワーツないで誰がどこを歩いているか、そして抜け道が書かれていた。その抜け道を使ってハニーデュークスへ行き、ロンとハーマイオニーと合流。

三本の箒でバタービールを飲んでいると、先生たちが入ってきて、ブラックの話をしている。ハリーの父、ジェームズ・ポッターは第の仲良しだった。結婚式では新郎の付添役を務めたし、ハリーの名付け親でもある。ヴォルデモートから狙われていた夫妻を守るためにブラックが秘密の守人になった。夫妻が死んだ時に、裏切ってヴォルデモートへと寝返るつもりだったブラックだが、ヴォルデモートも逃げてしまったため、ブラックも逃げ出すしかなかった。

ブラックを追ったピーター・ペティグリューはブラックに殺され、12人のマグルが道連れにされた。

ブラックに復讐をしたいハリーと、止めるロンとハーマイオニー。気を紛らわしにハグリッドの家に行くが、ヒッポグリフが授業中に暴れた件で裁判沙汰になって大泣きしていた。3人は裁判で有利になるような過去の裁判例を探す。

クリスマスの朝。ダイアゴン横丁で出会い、毎日通い、穴のあくほど見つめていた魔法の箒、炎の雷ファイアボルトが差出人不明でハリーに届く。大喜びするハリーとロンだが、ハーマイオニーは怪しむ。食堂での先生と生徒のこじんまりした宴の後、ファイアボルトのプレゼントのことをハーマイオニーはマクゴナガル先生に告げ、呪いがかけられているかどうかを調べるために、と、しばらく預かっていってしまう。

ルーピン先生の特別授業。ディメンター(吸魂鬼)に対応するために、「守護霊の呪文」を教えてもらう。守護霊(パトローナス)を出せれば、それがディメンター(吸魂鬼)を追い払ってくれる。「エクスペクト・パトローナム」だんだん薄らパトローナスを出せるようになってきたハリー。

ハーマイオニーはファイアボルトのことをマクゴナガル先生に告げ口して以来、ロンとハリーとは親しくない。寮でも一人で熱心に勉強をしている。

問題がなかったらしく、無事にファイアボルトを返してもらったハリー。ロンのベッドのシーツには血がついていて、スキャバーズがいなくなっていて、床にクルックシャンクスの毛が落ちていた。

レイブンクローとの試合。相手のシーカーはチョウ・チャン、4年生、とてもかわいい。試合中、ハリーは絶好調。スニッチの近くに頭巾をかぶったディメンター(吸魂鬼)を見つけたので、さっと「エクスペクト・パトローナム」と呪文をかけ、スマートにスニッチをつかんだ。勝利。頭巾をかぶった3人はマルフォイたちだったらしい。

談話室でのパーティー。相変わらずハーマイオニーは本を読んでいる。ロンとは不仲。その夜、ロンのベッドにブラックが現れカーテンを切られた。ネビルが落とした肖像画の暗号一覧のメモを拾ったブラックが寮内に進入してきたらしい。

そんな中、またホグズミードに。ハーマイオニーは、ハリーに、行くんなら魔法の地図のことを先生に言いつける、と言う。でもハリーは透明マントを持ってホグズミードに行く。ロンと合流して、たまたま出会ったマルフォイ3人組に、泥を投げつけたり、足を引っ掛けたりいたずらをしている最中、透明マントがズレてハリーの顔だけ現れてしまう。

急いでホグワーツに帰るが、いきなりスネイプに見つかって尋問される。しらばっくれるハリー。白紙の地図はスネイプの悪口をすらすらと書き出し、スネイプはルーピンを呼んで、「闇の技術」が詰まっている、という。ルーピンはただの羊皮紙だと言って、開放してくれる。ルーピンは地図のそんな時を知っていた。両親が命をかけて守ってくれた命なのに、ふらふらホグズミードに出かけるなと怒られる。

ハーマイオニーから、ハグリッドが裁判に負けてバックビークが処刑されると聞く。

クィディッチ優勝戦では見事スリザリンを破り、優勝!

学年末試験。

ハリーがトレローニー先生の試験を受けた時に、何か乗り移ったような先生ではない別の声が「今夜ヴォルデモートがブラックの手を借り再び立ち上がるだろう」というようなことを言う。

ハグリッドは控訴に敗れ、バックビークが日没に処刑されることになる。透明マントを着てハグリッドの家に慰めに行った3人は、そこで死んだと思っていたスキャバーズを見つける。処刑が始まるため3人はハグリッドの家を追い出される。

スキャバーズはキーキー鳴き喚いて落ち着きがない。しかもクルックシャンクスが来た。巨大な黒い犬も来て、ハリーを守ったロンの腕を噛んで暴れ柳の樹下に引きずっていった。助けにいくハリーとハーマイオニーを先導するクルックシャンクス。

部屋にいたのはシリウス・ブラック。「動物もどき」(アニメーガス)

ルーピン先生が飛び込んでくる。ブラックの仲間?ルーピン先生は狼人間。忍びの地図を作った4人のうちの一人、ムーニーとはルーピン先生のことであった。

そしてスキャバーズはネズミではなくてアニメーガス。名前はピーター・ペティグリュー。

過去に何があったのか、どうして動物もどきになってしまったのかがルーピンから語られる。

忍びの地図を作った4人は、ルーピン、ブラック、ピーター、ジェームズ・ポッター。

そして透明マントをかぶったスネイプもやってきた。

ブラックとスネイプはひどく憎しみあっている。

スキャバーズはピーターの姿に戻された。

黒幕はブラックではなくて、実はピーターだった。

ヴォルデモートのスパイだったのも、ハリーの両親を殺したのも、関係のないマグルを巻き込んで死なせたのも、全てピーターだった。

追い詰められたのがブラックだった。秘密の守人も最終的にはピーターになっていた。

ブラックは自分が無実だと分かっていたし、犬に化けることもできたから、アズカバンでディメンター(吸魂鬼)に囲まれても正気を失わずに済んだ。

スネイプとブラックはピーターを殺そうとしたが、ハリーが止めてアズカバンへ送ろうと言う。

ブラックはハリーの名付け親であり後見人でもあるから、疑いが晴れたら一緒に暮らそうと言い、ハリーは喜ぶ。

一行はトンネルを戻り暴れ柳の樹下から地上に出ると、月明かりを浴びてルーピンが狼男になった。ブラックも犬に化けて狼と戦う。その混乱の中でピーターはネズミに化けて脱走。

ブラックは人間の姿に戻っていて、湖でディメンター(吸魂鬼)たちに包囲された。

ハーマイオニーは意識を失い、ブラックは苦しみ、ハリーも「エクスペクト・パトローナム」で戦うが、力がなくなっていく。もうダメだ、と思った時、何かがハリーたちを助けてくれた。ユニコーンのように輝く動物が、湖の反対側まで走っていくのが見えた。しかしハリーも気を失う。

学校の医務室。スネイプは大事なところをノックアウト状態で聞き逃しているので、まだブラックが犯人だと思っている。

目が覚めて、ブラックの無実を主張するハリーとハーマイオニー。

ダンブルドアもスネイプの言うことを信じるしかなく、ブラックのディメンターのキスは止められないと言う。しかし、去り際に、ブラックの居場所を教えてくれた。時間を巻き戻して飛び出す2人。実はハーマイオニーは「逆転時計」を使って、ずっと同じ時間に2つの授業を受けたりしていた。

3時間前に戻り、シリウスを助けるために、ハグリッドの庭のバックビークを助け出し、息を潜めて過去の自分たちの一連の流れを見守る2人。

最後の湖でディメンター(吸魂鬼)たちから救ってくれたのは誰だったのか?ハリーは自分の父ではないかと考える。どうしても会いたくて、湖の反対側に行く。

助けたのはハリー自身だった。鮮烈な「エクスペクト・パトローナム」で生まれた生き物は牡鹿。プロングズ。

バックビークに乗ったハリーとハーマイオニーはシリウスの部屋を見つけた。シリウスを誘い出し、バックビークと共に逃すことに成功。

無事にもといた医務室に戻る。その頃、シリウスがいないことに気付いたスネイプはブチギレ。

翌日、ルーピン先生が辞めることになった。スネイプがルーピン先生が狼男である秘密を漏らした。ハリーに透明マントと忍びの地図を渡してくれた。ハリーが出した牡鹿のパトローナスは、ハリーのお父さんのものと一緒。

結局ピーター・ペティグリューをとり逃してしまった。彼はヴォルデモートの元へ戻るだろう。でもハリーに命を救われたという借りができた。

そしてそれぞれ帰省。列車の中で小さなフクロウが外を飛んでいた。ルシウスからハリーへの手紙。無事であること、ファイアボルトを送ったこと、バーノンおじさんの家を飛び出た夜に路上でハリーが見かけて大きな黒い影もルシウス出会ったこと、そしてホグズミード行きの許可もくれ、スキャバーズをなくしたロンにその小さなフクロウをくれた。

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