
こーゆー、ドラマティックな実話に基づく映画って、観終わった後、いろいろリサーチして、わー、へー!が軽く1時間くらいは続く。
まさに、事実は小説よりも奇なり。
誰がこんな小説を書くか?誰がこんな映画を作ろうと思うか?
でも映画になったのだ。なぜなら、事実だから。
すげー。
ブロンドの天使のような美少年。彼はドブドブと犯罪に身を染め、二十歳そこらで逮捕されるまでに、ほとんどの罪を犯していたし、終身刑になった今も、2021年現在、まだ生きている。という、嘘のような本当の話。
この映画は彼がゲイであったということをフィーチャーしつつ、そんな描写はほとんどなく、おそらく多くの人が不完全燃焼で終わる。
私にとっては、よくある、可愛らしい罪を犯す青春映画の一つであった。(犯した罪は全然可愛くないけど)
まあ、サイコパスなのであろう。
全然、どの時代にも産まれ得る、根っからのシリアルキラー。
怖じけず、天性の才能(?)があって、ピンチもうまく切り抜け、罪を犯し続ける。
最後は、全然、捕まるべくして捕まった。
ただ、美少年であった、という、それだけ。
実際には、彼の逮捕後も両親が世間から責められたらしい。
野放しにしていたからって。そんな世論は勝手すぎる。
彼は人格を持った個人だ。親は関係ないだろう。
それでもいまだに事件が起こるたびに、職場はどこだ、実家はどこだ、と、メディアは騒ぎ立て、親族や近所の人にインタビューする。嫌だよね。何にも変わらないんだね。
全然、彼を擁護するつもりは全く無くて、これが実話だと知り、本当にこんな少年が実在したのかと、とても驚いている。
ゲイとかそういうのは、マジで必要ない要素だと思う。
実際の彼は、カルロス・ロブレド・プッチという名前で、その美貌から、逮捕された後も、The Black AngelとかThe Death of Angelと呼ばれていたらしい。
この映画のオリジナルタイトルは、El Angelという。
もちろん、アルゼンチンの公用語であるスペイン語だ。
ここまではいい。
でも、その邦題を「永遠に僕のもの」とするのは、どうかな、なんか違うな。
なんか、本質、失ってんなーと。
日本のメディアもお金必要なんだろうけど、胡散臭いし、良くないなーと、思った。
タイトルは良くない。
映画の中身はいい。
ただ、ただ、一番記しておきたいのは、私は、全然、彼が天使のような美少年だとは思わない。
天使のような美少年、って、もっと、艶々のマルフォイみたいなブロンドで、女の子みたいに細くて、体毛が薄くて、子供のように無邪気に笑う、そんな天使をイメージしちゃうので。
でもそうか、キリスト教の中には、クリクリの天使もいるのか。
背も低いやつもいるのか。
こんな極悪もいるのね。


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