
見終わった後で知った。
ジャドは、あの、フレンチ・ディスパッチでティモシー・シャラメと一緒に戦っていた女の子だった!!!
なるほどね〜繋がるね〜いいね。
全然知らなかったけど、エステル役のナタリー・バイ。素敵ね。
ディオール、オートクチュール、針子、程度の前情報で見た。
途中でしれっと「ディオール」って言及されるくらいで、そんなにディオールディオールしていない。
余談だけど、やはりフランス人が言う本物の「ディオール」は「ディオール」ではなくてもっと「ジョール」みたいな感じだった。
やっぱりね、リンジーが言ってたことは正しかったのよ。母親には違うよって言われたけど、もう一度言っておこう、今度会ったら。
あと、針子、とはいえ、そんなに作業シーンもクローズアップされていなかった。
基本的には専門的なシーンはなくて、ざっくりとしたヒューマンドラマ。
引退間近のエステルは通勤途中の地下鉄の駅でひったくりにあう。
盗んだギターで弾き語りをするジャドを見ているエステル、鞄をひったくるジャドの友達、ジャドは、追っかけて捕まえるからこのギターを持ってて、と言って、そのまま二人は逃亡。よくできてるな〜。
そのまんまギターを持って出社するエステルがシュールで可愛いのである。
ディオールの針子だった母親にかまってほしくて、13歳で針子を目指す。
母が自分に興味を持ってくれるかも、と思って。
そのまんま仕事一筋で、いつの間にか母親と同じように、自分も娘をほったらかしで仕事にのめり込んでしまっていた。
健康とは程遠い生活で、糖尿病を抱えながら、甘いものばっかり食べてる。
そんなエステルがジャドと出会い、針子としての素質を見染め、衝突しながら近づいていく。
みんなジャドの手を見て、キレイな手先、針子向きね、なんて言うけど、そんなの指先見ただけで分かるもの?キレイさと器用さは別問題だと思うんだけど。
でも地下鉄で弾き語りしていたジャドにエステルが魅了されたのは、それは歌声ではなく指先だったのかも、とか思った。
フランス人ってなんであんな沸点低いんだよって思うくらい、ジャドもエステルも、キレるキレる、何回職場やめるねん、って思った。
私は無理だ〜そんなに忍耐強く扱えない。
でも思ったこと口にできて行動できるのって、本当に羨ましいな、って思う。
ジャドは裏表がなくて、素直でよかった。
ジャドのお母さんはうつ病なんだけど、ジャドはその介護が嫌になったって言って、途中で家を飛び出す。その後、あのお世話してくれてるおばちゃんが、イエス様が立って歩いてご飯を食べなさいと言っている、とか伝えると、母は急に元気になった。
そんなコメディな展開・・最初からそれでよかったじゃん・・・と思った。
ジャドの友達も、なんか良い味だしてたな。
一番普通で、視聴者に近い存在だったかも。
ディオールのアトリエでは3人。
金髪のボブの、キレイで優しい人がいたね。彼女は最高。エステルがいなくなった後もアトリエのみんなを引っ張っていってくれるのでしょう。
あの、切れやすいおばさまは何?更年期障害なの?「私はすごく辛いの」とか言っちゃって、いい歳してメンヘラのかまってちゃんじゃん。「みんな辛いのよ」って言ってた、金髪ボブの方、本当にそう、って思った。
なんであんなに噛みついてばっかりだったのか、最後まで謎。この映画はみんな良い人ばかり出てきたけど、このババアを除いて、である。謎。まあ、スパイスにはなったけど、謎。
そして、男。ジャドの恋人になる男。将来は僕がデザイナーになって、ジャドが針子になる、という夢を描く。ジャドはボスになりたい、という。お似合いでかわいい、けど、恋愛シーンいる??という疑問は最後まで残る。別になくても全然よかったし、あるメリットが分からん。最後のシーン可愛かったけどね。コレクションの真っ最中、男はアトリエを掃除して、「落ち方が〜」とかなんとか、未来のイメージを膨らまして、夢を描いている。非常にかわいい。
あと、アトリエにモデルさんが常駐しているのに驚いた!そうなのか。
マネキンではなくて、リアルな人間に着せるのね。でもショーで歩いてくれるんなら、そこに合わすのが一番最短でベストだもんね。
針子さんたちとは背丈も体付きも全然違って浮いているんだけど、一緒に働いている、という感じがとても好感持てた。美しかった。
ジャドと仲良くなっているシーンも、可愛かった。心も美しいのだろう。


コメント