
Amazon Primeで観れる期間が終了間近だというので、観た。
じーんと来た。とてもよかった。
ちょうど今私が23歳の男の子が気になっているから、なおさら。
冒頭の、ベッドの描写。
大人のマイケルは、いかにも生真面目にルーティンで卵の朝ごはんとコーヒーを入れる。完璧な朝。
行きずりの女性は遅れてのらりと起きてきて、マイケルが勝手に朝ごはんを食べちゃったことを責める。
女性が帰った後、整っていないベッドを見て気を落としたように見えた。
この日娘に会うという約束は最後のハンナのお墓に繋がるのか。
そのあと15歳のマイケルがハンナの家に行った時もベッドが整っていないところが気になったようだった。
これはマイケルが当時から几帳面でハンナの家のベッドが整っていないことが気になったというよりは、冒頭の女性のベッドを見た時ハンナを思い出したのだろう。
この映画は初めて観たし、設定もあらすじも知らなかったんだけど、早い段階で、ハンナは文字の読み書きができないのだと気付いた。
わりと、分かりやすく、見え見えなくらい、描写されていたよね?
なんでマイケルが傍聴席に行くまで気が付かなかったのか、不思議なくらい。
年上の女性としてのプライドだけじゃないだろう、マイケルがいるなんて微塵も思わないような裁判中に、読み書きができないことを晒すより、判決が重くなることを選んだんだ。
かっこいいな、と思っちゃった。何をそんなに抱えてるんだろう。なんでもっと早く対処しなかったんだろう。
無期懲役で、どうなっちゃうんだろう、と思ったけど、マイケルが朗読したテープを送るのは、とても素敵だった。そんなアイディア思い浮かばなかった。
それを聴いて、ハンナは満足するだけかと思ったけど、違った。彼女はその本を図書館で借りて、読み書きを学び始めたのだ。ひとりで。そんなアイディア思い浮かばなかった。
ハンナが仮釈放されるって連絡が来た時、マイケルは、本心はどう思ったんだろう。
まさかまたロマンスが始まるなんて思わないよね。結婚して、子供もいて、離婚もしたんだよ。
今更ちょっと迷惑、とか思ったりしたのだろうか。
数十年ぶりに刑務所で再会した時の、あの物憂げな空気。居た堪れない。
でも、マイケルは弁護士として、ハンナが犯した罪への向き合い方を、ちゃんと知りたかったのかもしれない。それなのに、ハンナが、読み書きを学んだ、とか、自己中なこと言ってるから、がっかりしたのかもしれない。
あれが面接だとしたら、ハンナは間違った回答をしたと思った。あの瞬間、試験には不合格になったと思った。ハンナは1人になって、それに気付いたのかもしれない。だから死を選んだのかもしれない。
あんなに読んで、自分の血肉になった書籍を踏んで立って死に至るなんて、一体どういう気持ちだったんだろう。
そのあたりの潔さは、裁判の時から変わっていないんだよなあ。
ハンナは一体、どんな家庭で育ってきたのか。身寄りもなく、恋人もおらず、1人で。
ナチスに加入してしまう、という、闇までも含めて興味深い。
観終わった後にしばらくして感じた違和感は、舞台がすべてドイツなのに、みんな英語しゃべってたなーってことくらいだった。しかもイギリス訛りの。
ハンナはケイト・ウィンスレット。タイタニックのローズね。
若きマイケルはダフィット・クロス。知らなかった。
大人のマイケルはレイフ・ファインズ。えー!ヴォルデモート!?!?
めっちゃかっこいいじゃん、ヴォルデモート。。一番の衝撃だ。


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