
パリから帰国する飛行機で観た。
2009年の映画を、やっと観れた。だって、長いから、なかなか見ようと思えなくて、でもあと4時間くらいで着陸ってタイミングだったので、ちょうどいいじゃん、と思って。
覚えてる。この映画が公開された当時、めちゃくちゃヒットしてて、その年の流行り映画で。
友人と行うハロウィーンパーティーのコスプレで、私はこのアバターのコスチュームを着ようとして、海外のサイトから仕入れたのだ。映画観たこともないのにさ。
そしたら注文したのがギリギリだったのと、課金して速い便にしたのに、それでも発送に時間がかかって、結局そのハロウィーンパーティーに到着が間に合わなくて、私はそこら辺の衣装屋さんで購入したミニスカポリスになったのだ。
そして11月に入って、無事に届いたアバターコスチューム。絶望したよね。もう、マジでこれどーすんの、って。流行り物だし、絶対来年には着れないし、と思って、ネットですぐ売ったんだった。売れてよかった。
とにかく、その映画を、15年経って、やっと観れたのである。
そしてそれは、ものすごくよかった!!!もっと早く観ておきたかった!!!!
素晴らしい映画。発想と設定と、ストーリーと、表現と、15年前にこんな映画が世に出ていたなんて、ちょー感動なのである。本当にSF系は後追いするもんではないな。常々に最先端のものを作り出していて、それは数年後には現実になっていたりするのだから。非常に悔やまれる。が、後悔をはるかに超えるくらい、素晴らしい映画だった。やっと今観れて、本当によかった。
賢くて将来有望だった双子の兄弟が死んだ。彼はRDA社に所属していて、遠い星パンドラのナヴィという先住民族たちとコミュニケーションを図るため、彼専用のアバターを制作して、それを操縦するはずだったのだ。
なのに死んでしまって、でも同じDNAだから、とジェイクに白羽の矢が立つ。軍役で下半身付随のジェイクは、なぜ俺が、と思いつつ、俺でいいなら、と、渋々その仕事を引き受ける。女上司の風当たりも強い。
冷凍睡眠を経て、いざパンドラでそのアバターに入ると、ジェイクは誰よりも生き生きしていた。持ち前の運動神経と、今は動かなくなってしまった自分の下半身が、アバターに入ると自由に動ける、走れる、地面を踏める、ことに非常に感動していた。
自分を助けてくれた、ナヴィのネイティリを知っていくうちに、二人は恋に落ち、ジェイクは現実の世界よりもアバターに潜り込む時間の方が多くなった。
ネイティリの幼馴染みたいな恋敵もいるのだが、ジェイクは伝説の龍を乗りこなしたりして、ナヴィみんなからの信頼を得ていく。
でもRDA社は、そもそもナヴィとの共存は考えていないし、資源が欲しいだけ、なんなら根絶やしにすることも厭わないというスタンス。
そしてRDA社とナヴィとの全面戦争が始まる。最初は辛く当たってきたジェイクの女上司もアバターに入ってナヴィ民族の良さを知っていたし、RDA社の数人の仲間も、ナヴィの味方に付いてくれた。
パンドラに住む、全ての民族が集結して戦ってくれた。
美しい自然を全部破壊していくような長くて過酷な戦争の後、パンドラの民族は勝利。RDAの社員たちはすごすごと地球へ帰っていく。
そしてジェイクはパンドラに残ることを選び、下半身付随な人間の生身を捨てて、アバターに入ったジェイクとして、パンドラで幸せに生きていく。
ああ、なんてよくできたストーリー。壮大なのに分かりやすい。
さすがジェームズ・キャメロン監督。自らが打ち立てたアメリカでの興行収入トップであった『タイタニック』を『アバター』で塗り替えたのだから、生きる伝説である。
彼の作品をもう一度全部観たくなったし、彼についてもっと知りたくなったし、あと、やっと『アバター2』観れる。
とにかく、素晴らしい作品でした。


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