一汁一菜でよいという提案 / 土井善晴

美佳が好きな土井先生。

そんな入り口だった。

美佳が好きというだから、素敵な人なんだろうと思っていた。

転職して、ちょっと近くなって、そろそろちゃんと知ろう、と思って、古本屋で手に取った。

想定通りの内容。

レシピ本でもない。本当にただ題目通り「一汁一菜でよいという提案」に首尾一貫した本である。

でもその提案の大元をあれやこれや理由付けしながら辿っていくと、日本人とお天道様、というところに帰着する。

私はこの国が好きで、この国の文化が好きで、例えばご飯で言っても洋食は美味しいけれど、一番好きなのは和食である。

納豆を食べるたびに、なんて美味しいんだ、と、感動するし、味噌汁のありがたみはここ1年で死ぬほど痛感している。

自分のために、自分の体を喜ばすために、小さい鍋で、3杯くらいの味噌汁をせっせと作り続けた。

(夏場はちょっとやる気減)

作り続ける前も、朝には味噌汁飲むんだ、と、即席味噌汁だけは絶やさないようにしてた。

しっかり、飲み続けてきた。(夏場は、以下割愛)

体が喜んでいるのが分かる。和食を食べるたびに。

洋食の美味しさとは違う、奥底から奮い立つ喜びを感じる。

だから、和食定食が好きだし、魚だって(家では作らないけど)好んで食べる。

糖尿病患者であるから、なおさら、嬉しい。

あと、洋食のメニューを、日本流に食べる、という発想も大好きだ。

オムライスなんてその最果て。納豆とは違うベクトルで、なんでこんな素敵なもの発明しちゃったの、と思う。

人によっては、カレーやラーメンだって、そのように感じるのであろう。

ハレとケの違いが重要。という部分が響いた。

毎日の食事なんてケなので、見栄えも気にしない、彩りや栄養や品数もそんなに気にしなくて、いい。

旬の食物を美味しくいただくことが重要。

一方で、例えばおせちはハレの食事で、それは手間暇をかけることイコールハレ。

丁寧に出汁を取ったり、見栄えにも食器にもこだわったり、一張羅の食事を作る。そのメリハリ。

だから、おせちを出前で頼もうなんて、本末転倒なのである。ハレの食事であるおせちを楽しようなんて何事か。あれは、めんどくさいからおせちなのである。

ひどく納得。ハレは、おせちだけではない。友達を招待する時くらい、頑張らせてよ。

でもそれ以外は、いつも納豆ご飯でいいじゃ〜ん。美味しいんだし。

もちろん、私は味噌汁も大好きなので、土井先生の提案の通り、具沢山の味噌汁を、季節で一番美味しくて、一番手抜きなスタイルで、どんどん摂取していきたいと思った。

どうもありがとうございます。

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