
泡に埋もれた街、東京。
見捨てられた街には若者が住み着き、パルクールで暮らしている。
野良泡、とか、ちょっと面白いやん、って思っちゃった。
とは言え、設定も無理あるし、パルクールも、そんなに跳べる?みたいな描写だったので、ぴんときてなかったけど、そうか、人魚姫を描きたかったのか。
人魚姫を描くために、そこからSFっぽい設定を作った、の方がしっくりきてしまった。
海に溺れたヒビキを助けるために、泡から人間の女の子に変身した女の子。
しゃべらないし、名前もない。
ヒビキにウタと名付けられて、幸せそう。
でも彼女は人間の世界ではいつまでも生きていられないから。
海に帰らないといけないから。
最後はヒビキを助けて海の泡になって消えてしまう。
私は人魚姫のストーリーが大好きで、過去に人魚姫という曲も書いて、その歌詞もメロディーも今でもとてもお気に入りで、なぜかというと人魚姫というストーリーに登場するワードがすべて可愛くて美しいからである。
声、王子、海、泡、人魚。材料が良いので、どう調理しても美味しくなってしまうのが人魚姫である。
女の子主体で恋をして、ちゃんと行動して、そして捨て身であるというストーリーにも共感が持てる。
受け身でもないし、うじうじ悩んだりもしないし、見ていてスカッとする。
でも、わかっていても泣けるよなあ。
ウタの声とか、あのメロディーが、すごい「竜とそばかすの姫」みたいに感じて、なんだかおんなじパターン擦ってんな、と思ったけど、あっちは美女と野獣か。
プリンセスブームなのね。
ヒビキの声優は志尊淳。ヒビキがそもそもとてもかっこよく描かれているし、声も合っててよかった。
ウタの声優のりりあ。という歌手は知らなかった。
そして企画・プロデュースは、川村元気。
なるほど。
映画館での公開に先駆けて、Netflixで配信、という、謎な世の中である。


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