
まだ白洲次郎にハマっている。
前回読んだのが、本人の書だったので、今回は他人の角度から見た文章を。
前回の書からの引用があって、ああ、次郎がこう言ってたの、知ってる知ってる、という気分に多々なる。
そのうえで、やはり知らない次郎。
本人じゃ気付かないであろう、人となりがよく分かった。
ぶっきらぼうな物言いとか、「馬鹿野郎」をよく言ってた様子が手に取るように分かる。
一番イメージできたのは、そんな次郎が悪戯好きな少年のように笑う顔がみんな大好きだったということ。
そうでしょうそうでしょう。
絶対好きになるでしょう。
奥様と親交の深い筆者だということもあって、奥様の人生もよく見えてくる。
これは、次郎の著書(まああれば雑誌への寄稿だが)ではあり得なかったことだ。
次郎もそうだが、奥様の正子様も、とんでもないお嬢様で、こういう人たちの世界を知れば知るほどその世界に浸ってしまいがちになるが、本当に、あの時代で一握りの金持ちの人たちの世界なのだ。
若い時期にイギリスに9年も住んでいた次郎さんは、今でいう、ペラペラだったのだろうか。
当時のイギリスアクセントはどんなものだったのか。
マッカーサーみたいなアメリカ人たちと話す時に、しかも政治や憲法の話をする時に、スラスラとペラペラと話せたのだろうか。
文中で、次郎は英語の天才、みたいな、ことが書いてあった。
今ですら無敵に通用する英語を、当時の日本で、一体どれだけの人が会得していたのだろう。
留学すれば喋れるようになるのは、身を以て知ってる。
でも、一体どれだけの人が留学できるのかって、話。
ましてや、戦前、戦時中の日本において。
次郎に対する勝手なイメージがもう私の中で完成されていて、他人が次郎を描写する時に、ええそうでしょう、そうでしょう、という謎な気分になる。
もう脳内は奥様モード。
もっと知りたい。次郎のこと。まだまだこの熱は冷めやらない。
出会っていたら好きになっていただろうと書いたが、出会える人でもないんだよなあ。
時の首相より、よっぽど魅力的で正義感のある人だ。
一番思うのは、もっと、中学生とか高校生の時に、白洲次郎のことを知っていたら、絶対私は日本史に興味を持ったのに、ってこと。
早々と諦めて、雑に世界史をたたき込んだ挙句、全部忘れてしまった。
せめて、好きな時代に生きた好きな人のことを、ちゃんと勉強しておくんだった。
悔しい。


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