天皇陛下の私生活 1945年の昭和天皇 / 米窪明美

私が常々興味を抱いているのは、決して覗いてみることのできない人々の暮らし。

つまり、皇室と刑務所なのである。

どんなふうに起きて、から、どんなふうに寝るのか、までがずっと気になっていた。

この本は、終戦の1945年の1/1〜12/31の天皇の記録。

この年は資料が多くて、天皇の人柄が他の年に比べて多く記録されているらしい。

願っていた通り、びっくり仰天の事実を知れて嬉しい。

天皇の便は、毎回流されずにいったん医者がチェックして、健康状態を観察していたらしい。

毎回毎回。すげー。

天皇の髪や爪は玉体の一部なので、捨てられずに、日付を書いて保管されていたらしい。

捨てちゃったスタッフは大目玉を食らったらしい。すげー。

終戦時の玉音放送は、実は、前日8/14にレコーディングが終わっていた。

つまり、8/14には事実上の終戦はしていた。

玉音放送のレコーディングは2回。

テイク2のほうが世に出回ったらしい。

親子はバラバラに住んでいたため、親子水入らずの時間を過ごせるのは、多くて週に1回。

疎開などが始まると、数ヶ月も会えていなかったらしい。

終戦後に疎開先から皇太子(平成天皇)と弟が皇居に戻ってきた時の3泊4日はなんて幸せなひとときであったのだろう。

皇后に関しては、全然イメージ無かったけど、明るくて楽しくて素敵な人だ。

天皇人間宣言を執筆した12/31でこの本は終わる。

1/1に新聞で見知る国民はどんな思いだったのか。

戦火の中の暮らし、というのはやはりいまだにちゃんとイメージできない。

現代を生きる私たちがどれだけ平和ボケしているのか。

マッカーサーが天皇を戦犯にしなかったのは、国民に対するとてつもない影響力を見抜いていたから。

神風特攻隊など、外部の人間から見たら理解できない文化を持つ日本人は、巨大なカルト宗教国家に見えていたのかもしれない。

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