
話題だったから読んでみた。
一瞬で読めた。
マーガレット・アトウッドに費やした時間に比べたら、鼻くそだった。
消滅世界もそうだったけど、プロローグが全編を通して生き生きしている小説だった。
大事なシーンを抱えた読者が読み進めていくうえで、かかってしまうバイアスは作者が提供したもの。
あんなに可哀想なことになってしまう主人公を、私たちは幼い頃から見守る。
辛いねえ。誰も悪くないかもしれないんだけどね。
自分だったらどうするか?
一生独身でいいよ!と思ってしまう。
4つ上の世代の韓国人女性が、こんなに苦しんでいるの?
なんて国だ、どうにかしたれ、とも思う。
10月から映画が日本公開になるらしい。
パラサイトほどは見たくない気分。
ストーリーのパッケージングが秀逸で、最終的に語り手だった、男性医師の話の締めが笑っちゃうほど醜い。
でも作家はバリバリの若手作家で、しかも女だ。
あとがきにあった、女性は全て常にフルネームで表記されている一方で、
男性の登場人物には名前がなかった、というポイント、すごく唸らされた。
かっこいー!
そういえば、これまでに読んだ3つの小説は時代も国も全然違うけれど、
すごくシンプルなところで繋がっていた。
作者が女性であるということと、警鐘を鳴らしているということ。


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