ニルヤの島 / 柴田勝家

ネットのニュースでこの賞とこの本とこの作家のことを知った時に、ズルいって思った。
こんなコンテストが行われているのも知らなかったし。
第2回なんて相当新しい。
しかも27歳。
和服姿で一人称はワシ。
しかも作品はそれとのギャップ。
ズルい。しかない。
悔しい思いで買った。
すぐ読めたけど。
テーマもしっかりしているし、設定も細かいし、細部まで丁寧で美しい。
その分、落ちが弱い、というか、話のテーマが、死後の世界というのがあまりにも幼稚すぎる。
設定とかけっこうワクワクするのにな。
結局そこ?という。
もう飽きたテーマ。
作品の後に審査員の書評というか批評みたいなのが書かれていて、他の作品についてもいろいろ書かれていて、なんだかなあ。
お笑いの審査員みたいに、結局好き嫌いじゃん、と言ったらそれまでなのだけど。
なんとなく、SFって、真面目に評価するものでもないし、言葉遣いとか設定が、とか、そんな難しいこと言わないでよ、だってフィクションなんだし、と思ってしまう。
なんというか、作者がそう書いたんだから、そうなんだろうよ、と。
あんたたちにとやかく言われる筋合いはないよ、と。
もしくはどの作品も賛否両論なのかも、と。
それこそニューロマンサーでもね。
でもそう考えれば考えるほど、「読みにくい」というのはSFにおいてはあまりにもナンセンスな言葉なのに、誰かそう言ってたな。
信じられん。
でもまあ、他の作品と読み比べていないからなんとも言えないけど。
認めるけど尊敬はできないし、好きな類ではない。
そしてなんとなく審査の動向も読めた気がして、第3回は無理でも第4回には参加したい。

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