ゴールデンスランバー / 伊坂幸太郎

あたしはいつも、『ノルウェイの森』を読んだ時も、
どんな歌なんだろうと思いながら読み終わってしまって、
後になってあーこの歌か、と気付く。
今回もまたおんなじことを繰り返してしまった。
BGMにまでして読まなくてもいいが、
頭の中で曲を想像するとしないのとでは大違いだ。
読み終わってからこの歌を聴いても、
あんまりシンクロはしない。
なるほど、こんなふうなメドレーになっていたのね。
2曲目が好き。
というかたまにむちゃくちゃな繋ぎ方するな、ポールは。

分厚いな、と思ってたけど、
途中からは勢いでばあーっと読んでしまった。
思ってたほどのパンチはなかったけど。
いろいろな場面が最後にひとつに繋がるのは大好き。
東野圭吾の『秘密』を越えるパンチはあるのか??
それを探すために本を読むのだ。
あーでも約束の7月が終わってしまう。
あたしはいろいろなSF本をアマゾンで注文しなくてはいけない。

いかにも小説、という作品だった。
ありえなさそうな話。
ありえるの?あんなえん罪みたいな。
いや、でも国家をあんなに巻き込んだトラブルに巻き込まれることはなかろう。
そんなとても現実離れした作品なのに、
小説に最後には参考文献みたいのがとてもたくさん並べてあって、
歌野晶午を思い出した。
そういうふうにして、小説をより現実らしくしているのね。
マンホールとか、車のバッテリーとか、いろいろ、
本当かよ、って思うことは多々あったけど、
(というか最初から最後まで偶然が多すぎる)
でも楽しく読めた。
小説はエンターテイメントでないとなあ。

あたし前に思ったのです。
歴史書とかさ、論文とかと違ってさ、
小説は芸術作品なんだ。
文学の中でもこれだけはアートと呼べる。
あ、あと詩。
だからそういうことに関われているだけでも
すごく幸せなことだと思ったんだ。
アートの研究をするんだ、あたしは。

アマゾンで注文しよう。
もっかい『ニューロマンサー』読もう。

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