アルケミスト / パウロ・コエーリョ

せっかく買ったのに読まなかったな。
昔付き合ってた彼に貸してもらって読んだ。
彼はバイブルだと言っていた。
何かに悩んだりふとした時に
ぱらぱらページをめくると
いつでもそこから何かを学べるって。
あたしにとっては
そう言う本は『星の王子様』だったので、
どんなもんだ、と思って読んでみたら、
やっぱりあたしには合わなかった。
なんというか、美しさが足りない。
『星の王子様』に美しさで勝てる本なんて
あんまりないよね。
あたしは今でも読むたびに
あのシーンで必ず泣く。
どこかは内緒。
そういうのってあるんだな。
『二十四の瞳』の松江の母のシーンみたいな。
『蝉しぐれ』の父のあのシーンとか。
ああ。また読みたいな。
なんだかそういうの好きなんだ、あたし。
日本文学やればよかった。
なんて。
いまさらー。

ちなみにバイブル、という意味では
やっぱり『サリンジャー』もいいな、と。
これも、ぱらぱらめくるだけで
何かを与えてくれるよね。
それが解決策になるかは別として。

とにかく、まあ、読んだけど、読んだだけ、みたいな感じで、
あんまり影響や感銘を受けなかったのだよ。
なんか、あなたの本を読む度に批判的なことばかり言って
ごめんなさい、コエーリョさん。
根本的に合わないのだと思います。

そういえばその昔の彼が言うには、
つまり、耳を澄まして精神を集中すれば、
僕たちは風でつながっているんだよ、
君がどんな服を着ているか、とか、
何を思っているか、ということが、
ぼくのほうに伝わってくるんだよ、と。

昨日は風になって会いに行ったよ、とも。

風か。
それは好き。
ロマンチックだから。

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