1973年のピンボール / 村上春樹

そうか。
彼も24歳なのか。

同年代の人が主人公の小説を読むのが好きだ。
自己投影しやすいからだ。
小説の中で、あたしの生きたかもしれない別の世界が広がっていく気がする。

スペースシップに再開するところのシーンは印象的だな。
すごいくっきりと描写されている、あたしの頭の中に。
双子が帰っていくシーンで終わるのだけど、
鼠の苦悩とは裏腹に、美しい11月の日曜日の描写だった。
あたしはいつでもあの季節が大好き。
何にもない部屋で、フローリングに寝転がって
一日中ナックを聴いていたあの季節。

もう戻らないね。
どうやって生きようか。
24歳のうちに、まだ何か、大きいことをしでかしてみたい。

いつか本当に何もなくなってしまったら、
フランスへ行こう。

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