老人と海 / ヘミングウェイ

たしかにこれは男の小説である。
女である意味を見出せなくなる。
すごいよなあ。
シンプルな話なのに。
無駄がない。
でかいマグロを捕まえて帰ってくる途中でサメに全部喰われる、という話。
少年がいい味を出しているよな。
そして今回はこの福田恆存さんの素晴らしさをただただ噛み締めるしかなかった。
ハムレットを訳していたのもこの人だ。
でもたしかあたしはあの演劇という文体と訳がいまいちなどと批判していたように思う。
この『老人と海』はもう、ぴったりだ。
小切れのいい文章がさらに生き生きしている。
そしてあたしは彼のあとがきを読んで、訳者として以上に文学者として尊敬した。
素晴らしい。理解したくて複数回、反芻しながら読み直した。
自分の言葉には直せないけれど、彼が言いたいことは分かった。
アメリカびいきのあたしからすれば、まさにこれなのだ。
アメリカンドリームとも繋がるのかもしれないなあ。
ヘミングウェイの短編集も読まなくちゃね。
原文で。

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