勝負眼 / 藤田晋

お酒を飲みすぎる、というところは、何度も深く頷きながら読んだ。完全に同意だ。明日は我が身だ。麻雀と競馬のところは、全然よく分からなかった。共感できなかった。ふーんそうなんだ、という感じ。このところ私は「カルチャー」を欲していた。週末に映画館...

百年の孤独 / 伏尾美紀

年末年始に実家に帰省した時に、母親と近所に出かけた。なんてことない、母は新年用のお箸を買いたい、とか、私は9Vの電池が必要だ、とか、そんな買い物だ。私が生まれた時から存在し続けるその建物は、かつてはビブレで、それがサティになって、今ではイオ...

奇跡のバックホーム / 横田慎太郎

弟も脳腫瘍だった。発覚したのは、同じように視界がおかしい、と本人が気付いたからだった。無事に生きていてくれて嬉しい。若いのに、辛いな、横田くんは。すごい自分を律することができて、努力の塊なのに、神様は残酷だな。奇跡のバックホームして「野球の...

テスカトリポカ / 佐藤究

こんな分厚い本、久しぶりに読んだ。結局、どんだけ分厚くても、直木賞受賞作なんて間違いなく面白いので、私はお風呂にまで持ち込み、片手でプルプル支えながら、一気に読んだ。なんという、てんこ盛りの本だ。メキシコの麻薬密売組織心臓密売不法移民アステ...

容疑者Xの献身 / 東野圭吾

やっぱり良い作品は良いんだなあ。東野圭吾なんてちょー売れっ子作家で、この作品もかなりのヒットだったことは知っているけれど、読まずに来た。それでいていつかどこかの古本屋で買った本はあった。なので読んでみたら、まんまとハマり1日で読み終えてしま...

人生には何ひとつ無駄なものはない / 遠藤周作

小説しか読んだことなかったので、エッセイとかも知らないし、彼の内面は全然知らなかった。クリスチャンだったとか、持病があったとか最期も病と戦っていたとか、フランスに初めて留学した学生だ、とか。そうだったのか。読みやすいんだけど、やはりプツプツ...

ババヤガの夜 / 王谷晶

「ババヤガ」って何?と思って読み始めたが、読み終わっても分からぬ。しかも英語表記だと「Baba Yaga」になるんだ?「Yaga」ってなに!?もーよく分からん。この作品を読む前に、まず、世界最高峰のミステリー文学賞・ダガー賞〈翻訳部門〉を受...

音楽は自由にする / 坂本龍一

何となく知っているようで、全然知らなかった人だった。YMOの音楽もちゃんと聴いたことなかったし、気が付いたら「巨匠」と呼ばれていた人、という存在。音楽と、音楽じゃない世界で神のような偉業を残し、死んでしまった。伝説の人。そんな人の、生まれ育...

愛のゆくえ / ブローティガン

実家に眠っていた本を連れてきた。アメリカの不思議な図書館で働いている男性が、世にも美しい女性と出会い、恋人になり、半同棲状態になり(だって彼女は自分の家はあったのだ)、妊娠してしまい、堕胎するためにメキシコのティファナまで行って、無事に堕胎...

強いビジネスパーソンを目指して鬱になった僕の 弱さ考 / 井上 慎平

しんちゃんの本。よく知ってるから、会えなかった間彼がどんなふうに生き抜いてきたのか、リアルに想像できた。コロナ禍、元気な時に電話くれた時の、空元気な声。自身の子供との向き合い方、長野への移住。大変だったね。でも絶対正解だよ。多分、働く私たち...