小僧の神様・城の崎にて / 志賀直哉

9月のシルバーウィークに、帰省がてら、城崎に行ってみようと思った。大阪の実家からは、そんなに遠くはない城崎。兵庫の北のほう、日本海側、イメージ的には舞鶴。地図を見てホッとした、あながち間違ってなかった。大学時代には、先輩が城崎にハマり、休み...

戦争は女の顔をしていない / アヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ

スターリングラード、レニングラード、パルチザン、ソフホーズ、コルホーズ、など、懐かしい単語がゾロゾロと出てくる。1941年から1945年の、ロシア対ドイツの戦争中に、戦場で生きていた女たちの証言。びっくりした自分にびっくりしたけれど、そうな...

なにわのアホぢから / 中島らも

久しぶりに読んだ。やっぱり好きだなあと思う。彼の綴る物語は生き生きしている。クスッとしながら、「アホやなあ〜」と読んでしまう。パラパラ漫画まで、アホやなあ、と、隅々までアホが詰まった、パワーある本である。アホなことを、ひたすら真面目に論じて...

ユニクロ潜入一年 / 横田増生

おもしろいなあ。離婚までして苗字を田中に変えて、ユニクロにアルバイトとして潜入したんだって。横田さんてジャーナリストは、この本を読むまで知らなかったけど、そうだよなあ、ジャーナリストって、理想としてはそう現場主義であってほしいな、と思わされ...

金閣寺 / 三島由紀夫

こういう話だったのか。三島由紀夫は割腹自殺した三島事件のイメージが強くて、どんな小説を書くのか、全く知らなかったし、予想もできなかった。過激派なのかなあ、と思っていたし、金閣寺を読んで、へえ、これが実際にあった事件から着想を得て書かれたのか...

ハリー・ポッターと呪いの子 / J.K.ローリング

ハリー・ポッターの次男、アルバス・セブルス・ポッターを中心に描かれる、19年後のストーリー。スコーピウス、かわいい。ドラコ・マルフォイの子供。アルバスと仲良しなの、すごく嬉しい。アルバスはスリザリンに入った。うまくできているなあ。ハリーの中...

阿部一族・舞姫 / 森鴎外

●舞姫なんてひどい話だ。というか、そもそもは、古文?くらい古い日本語で、果たして私はこれを読めるのだろうか、と不安になってしまった。スノボみたいなもんで、走り始めたら、滑るしかなく、読みつつ、現代語に訳しつつ、時には英語に訳しつつ、それでも...

破戒 / 島崎藤村

この小説の中で「破戒」という言葉が出てきたのは、あの一度だけだったと思う。そうか、「破壊」ではないのだ。父親の教えを、自らの意思で破ろうとした、あの瞬間こそが、「破戒」の瞬間だったのだ。瀬川丑松は教師。穢多出身である。父親には、身分だけは絶...

友情 / 武者小路実篤

GWにひとり博多旅をするにあたって、この本を掴んでいった私がすごい。あの旅はね、真っ直ぐ恋をした証であり、その恋を失う旅であった。「武者小路実篤」って、なんて仰々しい名前だろうと思って、難しそうだし、本当に食わず嫌いだった。石原慎太郎とか、...

ハリー・ポッターと死の秘宝 / J.K.ローリング

ヴォルデモート、スネイプ、ヤックスリー、マルフォイ家、ベラトリックス、などが集まっている。チャリティ・バーベッジ先生は、ホグワーツの先生だったが、マグルを擁護したためにアバダ ケダブラで殺される。トンクスはベラトリックス・ナルシッサ・ルシウ...