そして、バトンは渡された / 瀬尾まいこ

案外映画が良くできていたんだと気付かされた。なぜ梨花さんがあんなにも優子に執着するのか、っていうのが、小説だと謎なまま終わる。だって、他人じゃん。恩義もない。なぜ?映画だと、病気で子供産めないから、っていう設定で、すんなりと腑に落ちたけど。...

逆ソクラテス / 伊坂幸太郎

・逆ソクラテス小学校6年生の時、安斎(男)と佐久間(女)と一緒にカンニングをする。久留米という教師が、あまりにも先入観で生徒と接するため、その先入観をひっくり返すために。草壁(男)に良い点数を取らせるために。「俺はそうは思わない」と臆せず口...

シズコさん / 佐野洋子

帰省する前にこの本を読めてよかった。もっと後悔に溢れるような、鋭利な刃物みたいな読み物かと思っていたけれど、さすが佐野さん、幼少期からの母との出来事と、今の母との少しのやりとりが、全て淡々と描写されている。手を振り払われた、というような、些...

私の猫たち許してほしい / 佐野洋子

やはり、本を所有するのは、嬉しい。中古で買ったボロボロの本でも、愛着がわく。借りると、たくさん読めるけど、買うと、雑に読めるのがいい。というわけで佐野洋子シーズンはもう少しだけ続く。90年に出版されたエッセイ集。他の本にもここから転載されて...

総特集 佐野洋子 増補新版: 100万回だってよみがえる

この本の最大の魅力は、大勢の方から見た佐野さんを知れることではなくて、佐野さんの周りにいた方々の魅力を知ることができることである。中でも特記するべきは、谷川俊太郎さんと広瀬弦さんの特別対談である。佐野さんのエッセイは読み漁ったので、佐野さん...

問題があります / 佐野洋子

2009年のエッセイ集。タイトルの「問題があります」は佐野家に居候していたロシア人の口癖だったらしい。佐野さんは本の虫で、幼い頃からずっと活字と共に生活をしてきた。『アンナ・カレーニナ』は良い映画だと聞いたことがある。見たことないけど、読ん...

こどもの季節 恋愛論序説 / 佐野洋子

佐野さんの死後である2019年出版。最後の解説には元旦那である谷川俊太郎さんの名が。好きだった人の、たくさんの恋愛を、谷川さんがまとめたのだろうか?どんな気持ちだったんだろう。勝手なイメージだけど、本当に谷川さんは佐野さんのこと大好きだった...

佐野洋子対談集 人生のきほん / 佐野洋子

この本はすっごくよかった。いろんな作品やエッセイの中から、食べ物にまつわるシーンを抜粋して、あいうえお順に並べてる。中にはレシピが細かく書かれているのも、息子さんによって再現された料理の写真も載ってる。「雨」を食べたり「新聞紙」を食べたり、...

佐野洋子の「なに食ってんだ」 / 佐野洋子

この本はすっごくよかった。いろんな作品やエッセイの中から、食べ物にまつわるシーンを抜粋して、あいうえお順に並べてる。中にはレシピが細かく書かれているのも、息子さんによって再現された料理の写真も載ってる。「雨」を食べたり「新聞紙」を食べたり、...

ほんとのこと言えば? 佐野洋子対談集 / 佐野洋子

9人との対談が、時系列に並んでいる。間に解説があって、この間に結婚、とか、離婚、とか書いてあって、その頃佐野さんはこんな心境だったんだなーなんてことを推測しながら読めるのが良い。見所は、谷川俊太郎との対談。1990年に結婚、1996年に離婚...