冷静と情熱のあいだ(Blu) / 辻仁成

本日、二度目の読了。一度目の時よりも、客観的に読めた。ラファエロに似てるってどんな顔かなと思ったけど、ググるのやめよう。小説の中の人物なんて、頭の中のイメージでしかないんだ。なんとなく、あおいは『ノルウェイの森』の直子のイメージ。男の人は、...

野火 / 大岡昇平

うわあーえぐい。と思ったのがまず最初の感想。フィリピンでの戦争の話。私小説ではないにしても、著者の実体験を考慮すると、どこまで本当なのかが分からなくなる。とりあえずこの話は「カニバリズム」という視点から読まれることが多いらしく、たしかに本文...

和解 / 志賀直哉

『和解』って誰の本ですか、って聞いてしまったあたし、恥ずかしい。日本人として知っていて当然、なのかな。この機会に読めてよかった!これは実話なのかな。そういうことだよね。家族と円満なあたしにとっては、あんまり想像できない父子間の不仲問題。近い...

最低で最高の本屋 / 松浦弥太郎

24歳の誕生日にもらった本。いつからか、誕生日に本をもらう機会が増えた。大人になってるってことかな。数年前までは本なんてもらっても一番いらないものだったのにね。時の流れは人間をこうも変えてしまうものなのか。我ながら驚きです。そしていつも思う...
映画

さらば、わが愛/覇王別姫

番外編で映画を。授業でなんとなく観ることになって、でも体調めっちゃ悪くて、どんだけ長いねん、ってイライラしながら観たけど、後になって思い出せば思い出すほど良いなあ。なんかね、勘違いしてたの。最初に捨てられた少年、をさ、少女やと思ってて。(紛...

monkey business vol.1 / 柴田元幸

2008年春の野球号。あんまり野球とか興味ないんだよなーと思いつつ、このシリーズを読破すると決めたので、意気揚々と手に取った1冊目。結構、魅力が分からないのと分かるのと二極化したかも。なんとなく好きだったのは、岸本佐知子の「分数アパート」。...

夫婦茶碗 / 町田康

偶然と偶然が重なってこの本に辿り着いたのです。楽しく読ませていただきました。文体が似てるんだよなあ。彼に。トーンが。温度が。おもしろい。それにしてもいい加減、INUをちゃんと聴かなくては。まだまだこのストーリーは続いていきそうです。ケイティ...

頭の中がカユいんだ / 中島らも

何度でも読もう。痛快で大好きだ。文章の節々を覚えてしまった。とても良い。後味が良い。何度でも読もう。

ジーキル博士とハイド氏 / スティーヴンスン

やっと読めた。なるほどーという感じ。二重人格の代名詞にもなってしまってるから、読んでいる途中で展開が予想できてしまい、非常に残念であった。無垢な状態で読みたかった。社会は知識を詰め込みたがる。驚いたのは、「薬」だったのか、ということ。結局外...

異邦人 / カミュ

意外にもすんなり書評が書けない。「理不尽」とか「不条理」とか「ママン」とか「太陽のせい」とかそんな言葉でまとめられるほどシンプルではない。むしろ全体を通して気になったのは、話の内容以前に、語り手の口調。これか?これなのか?大学院でかじりつき...